大学の教え子である粕川くんからの一本のLINEから、この企画がスタートしました。
大学卒業後に就職した彼が、もう一度ラグビーに携わりたいという思いからの連絡でした。
彼は11月からマレーシアの企業に就職し、現地での生活をスタートさせると同時に、ラグビーアナリストとなってマレーシアラグビーに携わりたいという大きな夢を持っています。
その夢を実現するべく、Rugby Performance Lab.では彼に対する育成プランを作成し、約半年のサポートを計画しています。
このブログでは、未経験者の彼が、ラグビーアナリストとして育っていく過程をみなさんにも定期的にお伝えできればと思っています。
ブログの更新ができずにいました。
というのも、この6週間ほどフィジー代表のヨーロッパ遠征にヘッドアナリストとして参加していました。フィジーの話は、追ってブログでもお話しできればと思います。
その期間も、粕川くんとは連絡をとりあい、サポートは継続していました。
5回目:自チーム分析
6回目:自チーム分析の演習
7回目:自チーム個人スキル分析
粕川くんの積極性、洞察力には驚かされてばかりで、質のいい質問をしてくれるので、
セッションの内容が非常に活性化されています。
この数回では、今までの座学から実践的な演習へと形が変わってきました。
彼の見たい試合を選んでもらいながら、仮想チームアナリストとして分析してもらうことで
より理解度を増しながら、課題に取り組んでもらっています。
彼のコメントにもありますが、分析といいながらどうしても目の前の細かいことに目線がいきがちになってしまいます。まずは、大きな視点でそのチームを捉えていくことの重要さについて気づいてくれたこと、それをしっかり言語化して自分なりに整理してくれたこと、私にとってもいい勉強になりました。
本人コメント
「昨日は6回目のレッスンを受けさせて頂きました。
事前の課題として1試合丸々分析し、最後にチームに対して具体的なアイデアを出す所まで行い、それについて意見交換やご指摘を頂きました。実際過去5回レッスンを受けさせて頂いた中で今回初めて1試合通しての分析と考察を自分自身でしたのですが、気の利いたいいアイデアを出す事に急ぐあまり、試合全体を見て根本的な所でそのチームに必要なもの必要じゃないものというのを理解せずにアイデアや改善点だけ先走ってしまった様に感じます。今回はもう一回初心に立ち戻って分析の意味や価値そしてプロセスというものを再度考え直すいい機会になりました。
濱村さんも同じ試合を事前に分析して下さっていているのでそれ比較して見る事ができ、改善点や気付きがダイレクトに伝わり、深い理解をもって学ぶ事が出来ています。
6回目になり実際に取り組む中で、難しさや複雑さを身に染みて感じつつも、この世界の面白さや奥深さをもっと感じれる様に引き続きトライアンドエラーを繰り返して成長していきたいと思います。」
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